保険診療について

今回のお怪我の確認をお願いします。
お怪我での来院でないかた、ご周知のかたも
御一読お願いします。

野球肘

野球肘

成長期の小・中学生の野球投手に多く見られ、「使いすぎ症候群(オーバーユース)」による肘の損傷を野球肘と言います。投球時や投球後の痛み、肘の伸びや曲がりが悪くなり、急に動かせなくなる事も有ります。原因として、オーバーユース以外にも、「肘下がり」や「体の開きが早い」など投球フォームに問題がある場合、「体の柔軟性」「筋力不足」「股関節の固さ」など、投球に必要な体の準備不足、などが挙げられます。

野球肘の障害のタイプは3つに分けられます。

  • 外側型:投球動作において、コッキング後期から加速器にかけて、肘関節を外側に捻じる動作の際、肘の外側が圧迫・回旋ストレスが起こり、骨同士がぶつかり上腕骨の先端にある上腕骨小頭の軟骨と骨が傷つき炎症が起こります。肘外側に痛みと肘が伸ばせない(ロッキング症状)症状が特徴でも有ります。重症になると、骨片が離解し「関節ねずみ」になる事が有ります。子供に多いのがこの外側型野球肘です。子供の骨は成長途中で軟骨成分が多く、損傷が起こりやすいので、早期の施術をお勧めします。
  • 内側型:投球動作において、内側型も外側型と同様に、コッキング後期から加速器にかけて、肘関節を外側に捻じる動作の際、肘の内側の骨や靭帯に牽引ストレスがかかり、痛みが生じます。野球肘の中でも、内側型の損傷が最も多く、年齢によって肘関節内側の脆弱部位が異なる為、13~14歳頃まで内側上顆周辺、15~16歳頃までは鉤状結節付近の障害、17歳以上は内側側副靭帯損傷など、重症になると、内側上顆剥離骨折や骨端線離解・尺骨神経障害で痺れが出る事もあります。
  • 後方型:投球動作において、ボールを離した(リリース)した直後から腕を振り下ろす(フォロー・スルー)とき、肘に強く反る力が働き、肘が強く伸ばされます。肘関節を構成する、肘頭が上腕骨にぶつかり炎症を起こし、肘後方の痛みと、投球時痛、ロッキング症状がみられます。重症化すると肘頭骨端線離解や骨棘形成、疲労骨折などが挙げられます。

当院では、片腕の負担を軽減させる為、腕や肘だけでなく、体全体のバランスを整える施術と、予防の為のストレッチなども指導していきます。

早めの対応が後遺症のリスクを軽減

この様な症状でお悩みの方

✅投球時・投球後痛む

✅肘の伸びや曲がりが悪くなる

✅肘が急に動かなくなる(ロッキング)

✅遠投の距離が短くなった

✅肘が腫れる

症状を放っておくと

チョット肘が痛いと軽く考えていると、重症化する事も多く、肘が伸びなくなり生活に支障が出たり、肘周囲の靭帯断裂や、遊離軟骨などに繋がる事も有り、チームからの長期離脱、酷い場合は手術になる事も少なくありません。初期の段階で適切な施術を受けることが、症状の悪化を防ぐことには重要な鍵となります。

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